USBメモリが折れた。データが読めない
USBメモリが折れた、データが読めないという症状の修理を行いました。
FMVのロゴが入った富士通のUSBメモリのようです。正面から見るとあまり折れているようには見れませんが横にしてみると折れがよくわかります。
USBが折れた状態
USBメモリを横にしてみると折れがよくわかります。パソコンに挿したままぶつけてしまった可能性があります。
折れたUSBメモリをパソコンにつなげても認識しない為、データが読めないとのことでした。
USBメモリを分解して確認
早速、折れてしまったUSBメモリのケースを外して、内部基板の状態を確認します。
USBメモリのケースが外せました。
USBメモリ基板の破損状況
早速USBメモリ基板の破損状況を確認してみます。
USBメモリ基板の先端部分、USBプラグ部分が曲がって反れてしまっています。
通電しているかどうか通電テストをした所、4ピン中、三ピンが3ピンが通電していない状態でした。
物理的に断線している為に読み込めなくなっていたようです。
データ救出としてUSBをメモリを応急処置
とりあえず、データが読み込めるようにUSBメモリを復旧することにします。
先日の記事(USBメモリが折れた!当日の格安データ復旧【修理方法】)と同じようにUSDBプラグを応急処置で通電させデータを救出します。
折れたプラグの取り外し
折れ曲がっているUSB部分は内部で通電しなく使い物にならないので除去してしまいます。除去する際に他の壊れてイないチップ部品を壊さないように十分注意します。
USBが取り外せたら、取り外した部分の基板を綺麗にします。
新しいUSBの取付
次に応急処置用のUSBを接続させます。
誤って別のピンを取り付けてしまうとUSBのメモリがショートしたり、データ損傷、PCが故障するおそれがあるため、正しく接続します。
USB2.0は4本の線が接続されていますがそれぞれの役割が異なり、流れている電気も各線とも異なります(ピンアサイン)
それぞれの配線を間違えないように接続します。
USBメモリのデータ救出
USBメモリに応急処置用の配線を接続したら、パソコンに接続します。無事にデータが読めれば新しいUSBメモリにデータを吸い出して修理完了です。
今回は、お預かりしたその日のうちに作業が終わりました。
また、応急処置のみで対応ができ1万円以下で作業をするが出来ました。データ復旧会社では十数万円と言われてしまいお困りだった案件なだけに、金額的にも修理時間的にもご満足頂けるUSBメモリの修理となりました。
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