BIOSが起動しない
BIOSが起動しないというご相談内容はごくまれにあります。
このBIOSが起動しない場合、直前された作業が原因の事が以外と多いんです。
BIOSが起動しない「症状」
電源を入れても画面にBIOS(メーカーロゴまたはメッセージ)が表示されず画面が真っ暗、しかし電源ランプや作動音がする状態です。
BIOS起動しない「原因」
BIOSが起動しない原因として主に以下の原因がございます。
・BIOS更新をした(BIOS更新に失敗)
・Windows Upadateがあった
・長い時間PCを使用していなかった
・BIOSチップ自体の故障
特に更新が原因の場合は、ご自身では対処はほぼ無理です。パソコンを分解してBIOS情報が保存されているチップをはがし解析・書き込みする必要があります。
BIOS起動しない時の「対処方法」
BIOSが起動しない時は下記の対処をお試しください。
1.USBメモリや外付けメディアなどをすべて外して電源を入れてみる
まれにUSBメモリや外付けHDD等の外部メディアを接続している事が原因でBIOSが起動できていないことがございます。
2.バッテリーや電源アダプターを外し半日放置
バッテリーや電源アダプターをすべて外し半日ほど放置してみてください。ごくまれに放電により改善されることがあります。
改善されない場合はPC故障
改善されない場合は、パソコンのマザーボード基板上のBIOSチップまたは回路故障の可能性があります。
BIOS起動しないPCの修理方法
「BIOSが起動しない」とご相談いただいたVAIOのパソコン修理を行いました。
SONY VAIO Pro13(SVP132)です。このシリーズでBIOSトラブルはたまにある不具合症状です。
パソコンの電源を入れても、画面に何も表示されず真っ暗で、ファンだけが回ります。
BIOS更新に失敗
お客さまに症状発生までのヒアリングしたところ、ご自身でBIOSアップデートをしている最中に、電源を落としてしまったとの事です。
BIOSが起動しない原因
BIOSが起動しない原因として、BIOSアップデートに失敗が原因と考えられます。
パソコンのマザーボードについているBIOSチップを修復する必要があります。
BIOSの修復方法
まずは、「BIOS更新に失敗した」BIOSを修復するため、パソコンを分解してマザーボードを取り出します。
まずはパソコンを裏側から分解してマザーボードを取り外します。
マザーボードを取り外すと、マザーボード上にBIOSチップがあります。
このBIOSチップは基板に半田付けされておりますので、壊さないように剥がします。
BIOSチップが外れました。
専用の解析機械でBIOSデータの解析を行います。
BIOSデータの解析を行ったところ、一部データが欠損や損傷がありました。
BIOSデータを一つ一つ手作業で正しい物へ、直してあげます。
データを元通りにしたら、BIOSチップをもとに戻して修理完了です。