1バイト
容量の大きさを説明するときに使われる単位を「バイト」といいますが、1バイトがどれくらいで、1キロバイト、1メガバイト、1ギガバイトなどがそれぞれどのくらいの大きさなのかはご存知でしょうか?
1バイトの容量(情報量)
1バイトという容量(情報量)についてですが、1バイトは半角英数字1文字が1バイトの容量(データ量)となっています。
バイト(Byte)を略して「B」と記載します。1バイトであれば「1B」という表記になります。
次の単位はキロ、メガ、ギガ・・・と増えていくわけですが、例えば重さだと1グラム(1g)の1000倍が次の単位である1キログラム(1kg)になりますが、コンピュータで使用される単位だと少し違いがあります。
コンピュータは「0」と「1」を組み合わせて表現する二進法が使用されており、2の10乗である「1024」倍で次の単位へ増えていきます。
1バイトは何キロバイト(KB)か
つまり、1キロバイトは1000バイトではなく、正確には1024バイトとなります。
1キロバイトの1024倍が1メガバイト、1メガバイトの1024倍が1ギガバイトというようになります。
ただし、微妙な端数なので近年では重さなどのキロと同様に1000バイトで1キロバイトとして表記することも多くなってきました。
1キロバイト(1KB)は1024バイト、1メガバイト(1MB)は1024KBで約100万バイト、1ギガバイトは1024MBで約10億バイトという事になります。
当店はパソコン修理のお店ですので、バイト、キロバイトなどはよく目にしますが、一般生活でまず使わないとおもいます。
スマホやCDは何バイト?
次のページでは、フロッピーやCD、スマホは「バイト表記」すると、何バイトなのか、身近な保存メディアをバイト表記してみます。
身近なCD、スマホは「バイト表記」すると、何バイトなのか見てみましょう。
フロッピーの容量
フロッピーディスクの容量は1.44MBです。
今と比べると画質が良いとはいえないデジカメを使っていたあの頃、フロッピーディスクに4枚ほどの写真を保存することが出来たのが懐かしいです。
今はカメラの性能も上がっているので、スマートフォンのカメラでも画質の設定によってはフロッピーディスクに1枚の写真が保存できるかできないかという容量だと思います。
CD-Rの容量
CD-Rは650MB~700MBのものがあり、700MBのCD-Rが主流となっていますが、フロッピーディスクの容量で考えるとフロッピーディスク486枚分の容量ということになります。
フロッピーディスクではスマートフォンで撮影した写真が1枚やっと保存できるのに対し、CD-Rは486枚も保存可能ということですね!
DVD-Rの容量
DVD-Rは4.7GBで、フロッピーディスク3263枚分!
そう考えるとメディアの容量は短い期間でどんどん大容量化している事が分かります。
ブルーレイの1層は25GBでフロッピーディスク17361枚ということになります。段々数字が大きくなり現実味が薄れてきました((笑
iPhoneの容量
スマートフォンのiPhoneは内蔵メモリ容量が16GB、64GB、128GBから選ぶことが出来ます。
128GBではフロッピーディスク88888枚分、ノートパソコンのハードディスク500GBでは347222枚分!
ハードディスクの容量
更にハードディスクはギガバイト(GB)の単位を越えてテラバイト(TB)の製品も珍しくは無くなってきました。
特に容量の大きい4TBのハードディスクをフロッピーディスクの枚数で考えると291万2256枚分となり、291万枚を超える数のフロッピーディスクを想像することすら出来ません!
様々な場面で使用されるバイト表記
ちなみに、この「バイト」という単位はパソコンの性能を表す数値にも使用され、ハードディスク500GB、メモリ512MBなどというようにパソコンの仕様表に記載されます。
この数値やバイトの位が上がるほど容量やパソコンの動作の良さに比例しますので、パソコンをこれから買おうと考えている方はひとつの参考にしてみてください。
ちなみに、パソコン修理イーハンズではハードディスクの容量をアップしたい、メモリを増設したいといったご要望にも対応しております。