パソコンの電源入らないという症状で、富士通のデスクトップ一体型パソコン ESPRIMO FH70 のマザーボード修理を行いました。
故障個所の切り分け
ノートパソコンと違い、バッテリーを搭載していないパソコンのため、ACアダプターが故障している場合でも電源が入らないという症状が発生します。
まずはパソコン本体の故障なのか、ACアダプターの故障なのか、切り分けるところから作業を開始します。
故障個所の切り分けにはテスターと電源装置を用いて検査を行います。
ACアダプターはテスターで正常な出力があるかを確認します。
パソコン本体には検査用の電源装置を使い、数値で故障の有無を判断します。
今回はパソコン本体側の数値が異常でしたので、パソコン本体故障と判断できました。
故障個所を調べて補修修理
電気の流れ方を調べることでマザーボード上のどこが壊れているかを調べることが出来ます。
故障個所を見つけ出して補修修理を行うため、マザーボード交換というような大規模修理をせずに修理を行うことができます。
マザーボード補修なのでデータはそのまま
マザーボード交換とマザーボード補修の大きな違いとしてはデータがそのままになるという利点があります。
マザーボードを交換するとシステム構成が変わるため、データの初期化を伴います。
マザーボード補修修理であればデータはそのままで修理を行うことが可能です。
今回の修理もマザーボード交換を行っていないため、修理後は故障前と同じ環境で起動するようになりました。
ノートパソコン電源入らない時は
ノートパソコンの電源入らない場合の原因と対処法などご自分で確認できる項目を下記のページで解説しています。