壊れやすいG570のヒンジを超低予算で加工修理

最近、Lenovo G570の画面がグラグラしているという修理のご依頼を多くいただきます。

前回もG5710のヒンジを部品交換なしで格安で修理する方法で修理しましたが、またまた別のG570のヒンジ故障のご相談が来ました。

G570、G580系はヒンジが弱いのでしょうか。

 壊れやすいG570のヒンジ

Lenovo G570は本体側のプラスチックが弱く、経年劣化等によりネジの土台部分が折れてしまうという事例を良く聞きます。この度の修理依頼もG570の画面がグラグラしてしまっているのでヒンジ部分を直して欲しいというご要望でした。

 故障したヒンジの状態

下記の写真の通り、右も左も両方とも破損し、内部の金属部分が見えてしまっています。

G580右ヒンジ
G580ヒンジむき出し

G570のヒンジの構造

早速パソコン本体を分解して、破損状況を確認していきます。

G580のヒンジ内部
G580のヒンジ内部2

分解すると、やはりネジの土台を固定しているプラスチック部分が折れてしまっています。

G580ボトムケース
G580のヒンジ土台

本来はこの二つ並んでいる丸い部分に金属製のネジ受け部品がついています。

 ヒンジのネジ受けが剥がれてしまっている

では、それはどこに行ってしまったのかというと・・・

こちらです

液晶画面側のネジについたままとなってしまっています。 これでは画面を支えることは出来ません。

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G570のこのような破損はヒンジ(液晶画面と本体をつないでいる金属の蝶番部品)そのものが壊れるのではなく、このヒンジを固定するためのネジ受けの周辺が崩れてしまっているのです。

構造的にヒンジが壊れやすい 為、加工して修理

修理するには本体底面のカバーを新しいと交換すれば元通りとなりますが、イーハンズの推薦する修理方法は本体カバーはそのままで、ネジを既存のカバーに貫通させて固定してしまう方法です。

この方法のほうが、ケースごと買えるよりも安くす早くすみます。

では、そのネジを貫通させることによる修理方法をご紹介しましょう。

G570 ヒンジ修理の方法

まずは本体カバーのネジが入る部分に穴を開けます。

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新しく作った穴に、本体の底面からネジを貫通させて、そのままヒンジを固定するようにナットで固定します。

ヒンジナット固定
左のヒンジ固定

これでしっかりと固定することができました。

ネジを止めたらパソコンを元の通りに組み立てていきます。

本体をひっくり返すと、本体裏面にはネジの頭が出ていますが、裏側なのでそれほど気になりませんし、使用には全く影響ありません。

G580ヒンジ裏側 修理後
ヒンジ裏側 修理後2

本体を分解した為、正常に動作するかどうかを確認し、修理完了となります。

この方法を推薦する理由ですが、新しいカバーを使ったところでまた劣化してしまえば同じことが起きます。

再発防止にもなりますし、本体カバーごとネジで一気に固定してしまうので、より強くすることが可能です。

 G570のヒンジ修理を格安で

そして、使う部品がネジ4本、ワッシャー4個、ナット4個だけなので低価格です。

ネジも新品のネジを使っていますが、ネジ専門の問屋さんから大量仕入れを行っている為、本当に安く仕入れています。

その為、この修理は部品代をいただかず、作業料のみでサービス提供しております。

メーカーや他店様で、ケースごと交換した場合、4-5万円程かかってしまいますが、当店ならケース交換が必要ないので格安でできた修理でした。

本体底面のカバーを交換するよりもうんと修理代金を安くすることが出来、交換用のネジは常に在庫としてたくさん保有していますので、修理のためのお預かり日数を大幅に削減できます。

Lenovo G570の画面がグラグラする、ヒンジ破損でお困りの場合はパソコン修理イーハンズへご相談ください。

*2018/5/22追記*

※G570は販売から年数が経過したPCになります。この記事は数年以上前に掲載した記事になります。
年数が経過し、プラスティックの経年疲労もかなり進んでおります。破損状態によっては補修で対応できない事もございます。(経年疲労の理由)

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