NEC LL750/F26Rの電源が入らない
NEC Lavie、(PC-LL750F26R)のノートパソコンの電源が入らないという症状のパソコンを修理しました。
ノートパソコンにACアダプター(電源)を接続しても、通電ランプも点灯せず、電源スイッチを押しても全く反応しない状態です。
この状態では、パソコンが起動しないため、使い物になりません。
故障原因の特定作業
ACアダプターの通電/充電ランプも全く点灯しない所から、まずACアダプターを疑ってみます。ACアダプターを新しい物や電源装置などに接続して確かめてみます。しかし、一向にランプは点灯しません。
また、電源装置によってマザーボードに電気が流れていることは確認できました。
マザーボードの故障が判明
マザーボードまでは電気が流れている事が、確認できたことからACアダプターやDCジャック(ACアダプターの差込口)には、問題が無いことが確認出来ました。
消去法的に、残りはマザーボード自体の故障しか疑う所がありません。
この時点でお客様へマザーボード修理になることをお見積し、マザーボード修理のご依頼をいただきました。
LL750/F26Rのマザーボード修理
マザーボードを修理するため、LL750/F26Rを分解し、マザーボードを取り出します。
LL750/F26Rは裏面から分解
まず、パソコンの裏面からメモリやハードディスク(HDD)など、マザーボード修理には必要ないものを隔離します。
そして裏面からネジなどを外して行きます。
キーボード・カバーも取り外し
つぎにキーボードやキーボードベゼルなども取り外します。
取り外すと、裏面のカバーとマザーボードがくっついた状態(ボトムカバーとM/B)になります。
マザーボードの取り外し
そして、マザーボードだけを取り外します。
LL750/F26Rのマザーボードが取り外せました。
マザーボード上の不具合箇所の特定
ここから、マザーボード上の不具合箇所の特定をしていきます。不具合箇所を探っていた所、チップ部品が破裂している箇所を発見しました。
非常に小さな数ミリ程度のチップ部品のため、写真にはよく写りませんでしたが、小さく破裂している状態でした。この部品が破裂してショートしているため、マザーボード全体に不具合を引き起こし通電しない状態になっていました。
不具合チップの交換
この破裂したチップ部品を交換する必要があります。
このチップ部品はハンダで両サイドが付いていますが、マザーボードを傷つけるおそれがあることから、ハンダゴテだけでは取り外せません。専用の器具でマザーボードを傷つけないように取り外します。
問題のチップ部品の取り外しが済んだら、元のハンダを除去し、新しいハンダを塗り直し、新たにチップ部品を取り付けて完成です。
マザーボード修理完了
最後に元通りに組み立てて、電源が入れば完成です。無事に充電も出来るようになり、元通りになりました。
LL750/F26Rのパソコン修理なら
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ご来店でも宅配修理でも、どちらでも対応致します。相談は無料です。
同症状の実績あり
他にも同じ機種の同症状を修理した実績あります。この機種のマザーボード修理はお気軽にご相談ください。