SDカードが折れた!?
「SDカードが折れたため読み込まない」と秋葉原店にご相談いただいたSDカードのデータ復旧です。
SDカードが入れた原因として、SDカードを落として踏んでしまいSDカードが折れたとのことです。
秋葉原店へお持込いただいた時にはすでに上記の写真のような状態で、SDカードの端子部分が折れた状態です。SDカードのカバーも折れており、さらに内部の基板まで折れてしまっております。SDカードが折れたためデータも読み込まない状態です。
折れたSDカードの中には思い出の写真が
この折れたSDカードは、家族旅行の写真を保存されていたとのことでバックアップなどはとっておらず、このSDカードの中にしかデータがありません。
どうしても思い出の写真データをあきらめられないため、お客様にてデータ復旧会社にご相談されたところ物理破損という見積もりで、数十万という見積もりが出たとのことでした。
さすがに高額のデータ復旧を依頼することができず、秋葉原のイーハンズへご相談いただきました。
折れたSDカードを分解
早速、折れたSDカードの状態を確認するために分解してみます。
SDカード基板の取り出し
この基盤がSDカードのカバーにくっついているため、慎重に内部基板を取り外します。
内部基板まで損傷している
内部基板が取り外せました。基板を裏返してみると折れているのが、写真からでも見てわかるほど折れた状態です。
折れたSDカードの内部基板をよく確認したところ、データを保存しているチップ部品は折れたり傷ついたりしていなさそうです。
データを保存しているチップは無事
早速、SDカードの基板からチップを取り外します。チップから無数の配線用のピンがタコのように出ているため取り外しには注意が必要です、少しでも力が加わるとピンが折れたり、はがれたりして使い物にならなくなってしまいデータが読み込まないことになります。
チップからデータ復旧作業
折れたSDカード基板からチップの取り外しができたら、チップを専用の装置に取り付けて、データを読み込みます。
今回はチップが無事でしたので、データ復旧をすることができお客様の大切な写真を折れたSDカードからデータを読み込むことができました。
SDカードが折れたり、SDカードが読み込まないなど、SDカードなどのデータ復旧は秋葉原と新宿のイーハンズへお気軽にご相談ください。
SDカードが折れたりしないために
今回のように「SDカードが折れた!!」ということにならないように、SDカードを補完するときには専用のケースなどで保管することをお勧めいたします。
SDカードの物理損傷トラブルで多いのが、SDカードを落とした、ぶつけたなどケースに入れていれば防げたかもしれない原因がほとんどです。
SDカードの保管には専用ケースを
家電量販店などでもSDカードを一度に何枚も保管できるケースや、保管できるSDカード枚数は少ないですが、100円ショップでもSDカード用の保管ケースも販売しています。
ぜひSDカードを保管されるときにはケースなどをご活用ください。