「Windows7PC修理」「WindowsのPC修復」と故障を装う広告
最近、ウィルスに感染したかもしれないという方のパソコンの多くに、パソコンが壊れていることを装って自動的に修理してくれると思わせるソフトをダウンロードさせる広告が出ているのを見かけます。
様々な種類の悪質広告
このようなパソコンの故障を装う広告には様々な種類があります。
Windows7 PC修理と表示
タイトルも Windows 7 PC 修理 というものや WindowsのPC修復 と記載し、修復の方法 Windows 7 という内容のものなど様々な広告デザインがあるようです。
WindowsのPC修復と表示
ダウンロード Windows 7 修復ツール という記載があればついダウンロードボタンを押してしまいそうになります。
この画面はまだ広告の段階ですので、この先のツールダウンロードまで進めていくとウィルスをダウンロードしてしまったりと本格的にパソコンに悪いものが入り込んでしまいます。
閉じれないときはAlt+F4
そうならない為にもこの画面は Altキーを押しながらF4キーの同時押しで閉じましょう。
インターネットを開くと広告が出る
さて、この広告が出る原因を探っていくわけですが、お客様にその時の状況を確認したところ、FirefoxでYahoo!を開いたら出たとのことでした。
マルウェアの侵入が原因!?
Yahoo!でこの広告が入るとは考えにくいので、恐らく過去に広告を表示させるためのマルウェアが入り込み、インターネットを開いたことによって表示されたと推測します。
アドオンを確認
まずはFirefoxのアドオンを確認してみます。
するとお客様も入れた記憶が無いという怪しいアドオンが入っていましたので削除します。
名前は AdPunisher 12.12 というものと、RanndoMiPPrIce 6.1 というものが入っているようです。
これらの名前をGoogleで検索しても変な英語のサイトばかりしか出てきません。
ソフトウェアも入れられていた
次に変なソフトウェア等が勝手にインストールされていないか調べるために、コントロールパネルよりプログラムの一覧を表示します。
すると、先ほど消したアドオンと良く似た名前の RoandiomPRiceというプログラムが入っていました。
もうひとつ、JoniiCCOupon というプログラムもありますが、どちらも発行元が “ ” という表記で不明な状態です。
怪しいですし、お客様もインストール日に表示されている日にこのような名前のプログラムを入れた覚えは無いとのことでした。もちろん、これも削除です。
アドオンとソフトの削除で悪質広告が改善
これでとりあえずYahoo!を開くと広告が表示されるという症状は治まりました。
しかし、この手のマルウェアはインターネットに繋ぐとあちこちから広告サイトを引っ張ってくる大元のプログラムがパソコンに入ってしまっている可能性があります。
更にフォルダの細かいところを手探りで探っていき、スキャンソフト等を用いて除去していきます。
ここから先の作業は専用のスキャンソフトと知識・技術が必要となっていきますので、イーハンズへパソコン修理をお任せください。
メーカー公式かどうかの確認方法
ところで、この広告の画面なのですが、初めて見た人には本当にMicrosoftからの警告画面のように見えるかと思います。右上にも Microsoftのテクノロジーを利用 なんていかにもMicrosoftが行っているかのような記載があります。私たちのようなパソコン修理のプロであればこのロゴは本物のMicrosoftのロゴと微妙に異なり、Microsoftの公式サイトではないことが判断できますが、一般ユーザーの方には判別は難しいでしょう。
URLを確認してみる
そこで、このような画面が表示されたらアドレスバーを確認してみてください。
もし、本物のMicrosoftのサイトであれば、Firefoxの場合、Microsoft Corporationと表示されたり、アドレスの始まりがmicrosoft.com となります。
明らかに異なるアドレスでMicrosoftが警告しているかのようなページが開いたらそれ以上、クリックすることはやめて画面を閉じる事が悪化させないためのポイントです。
直ぐにソフトをダウンロードしたりインストールしてみないようにご注意下さい。
悪質広告でお困りの方は
悪質広告でお困りの方は、秋葉原のパソコン修理イーハンズへご相談ください。