パソコンが「何もしてない」のに壊れたと言う相談内容は実はかなり多いのです。
お仕事でパソコンを使う方も多いと思いますが、ご自身のデスクでコーヒーや紅茶で一息される方もいるかと思います。
電源トラブルの故障原因 No,1
実は、電源関係のパソコン修理では(電源が入らない・通電しない・充電しない等)ですが、身に覚えが無いのに壊れた。という故障原因のNo.1が「液体物の混入」です!
液体混入による水没
パソコンを水槽などの水の中に落としてしまうような水没は少ないとおもいますが、少量の液体混入による、水没故障がほとんどです。
少量でもアウト!?
数滴パソコンにかかっただけで、すぐに拭きとりその時は問題なく起動していても、実は中に混入してしまい、時間をかけてサビやショートを引きを起こしパソコンに不具合がおこることがあります。
パソコンの近くでのお飲み物を置かれるときには、お気をつけ下さい!
実際に少量で故障してしまったPCの事例
↓下記の写真は、実際に故障箇所・原因を調べるために分解してみると、ピンポイントに電源関連の回路に液体が侵入したあとがあり、電源関連のチップ部品がショートしていた事例です。
基板まで分解する前にも、若干の水没跡があり、茶色や白っぽい跡があるので、牛乳やカフェラテなどの乳製品かも知れません。実際にショートしているチップ部品を取り外してみたところ、基板まで焦げておりました。おそらく、ショートが原因の発熱で焦げてしまったのかと思います。
応急措置として、基板を復元補修し新しいチップ部品に交換して、起動するようになりましたが、基板まで傷んでいる為、再発するリスクが有ります。
水没したら助かる率は低い!
今回は、基板の他にキーボードなども不良になっていたため、応急措置で起動するようにし、必要データを取り出しました。水没は基本的に治らない事がほとんどですので、お気をつけください。