水没PCのパソコン修理
パソコンに水をこぼしてしまい水没した東芝KIRA V634のパソコン修理を行いました。
電源につないでも全く電源が入らず充電ランプも点灯しておりません。
お水をこぼされたことからマザーボードの故障の可能性が高いと思われます。マザーボードが壊れているため、マザーボード修理を行う必要があります。
水没直後は電源が入った!?
お客様より症状をヒアリングしていたところ、水をこぼされた直後も、通電をさせてしまい電源が入るかもためしてしまったとのことです。
水没直後は、なんと電源が入り起動したとのことです。(トドメを指す可能性があります。真似しないでください)
しかし、電源が入って起動していただ、スピーカーからノイズや音が正しくでなかったことがあったとのことです。
しばらくすると電源が入らなくなる
しかし、何度か電源を入れているうちに電源が入らなくなってしまい、今に至るとのことです。
水没直後は運良く、水が基板の重要な箇所まで浸透せず電気が入ったのかもしれません。
しかし水が、より奥へ奥へ侵入することにより、電源周りなど重要な箇所をショートさせてしまったようです。
水没パソコンを分解・修理
早速、内部の状態を確認するために、水没パソコンを分解していきます。
パソコンを修理するために、マザーボード上の不具合箇所を確認していきます。
まだ乾いていなかった!!
分解を進めていたところ、まだ水分が乾いておらず、濡れている箇所がありました。
内蔵バッテリーの上部に水滴が付いており乾ききっていない状態でした。
音が出ない原因も発見
さらに、音が出ない原因も判明しました。肉眼でも見て分かる通り、スピーカーに水が乾いた跡がありました。
スピーカーにも水がかかってしまい音が出ない等の不調を起こしていた可能性があります。
後ほど、洗浄をして直るか確かめてみます。
基板も複数箇所で水没ショート
またバッテリーの右側の基板周りも、水没の影響により錆びたりショートしていたりしています。
これらの箇所を全て修理する必要があるため、全て手直しします。
特に、水没したことによる基板汚れの洗浄は、かなり時間と根気のいる作業ですが、なんとか仕上げることができました。
水没パソコンの修理で復活
基板等の洗浄とチップ部品の交換、基板の修理で電源が入るようになりました。
今回は、不幸中の幸いか、無事に修理することができましたが、
パソコンが水没した時は、絶対に電源を入れないでください。電源を入れようと試すことによりより症状が悪化することも御座います。
パソコンが起動したら、各種負荷テストを行って修理完了です。