USB接触不良のパソコン修理
先ほど、東芝のRX3のUSBコネクタの接触不良のパソコン修理をしました。
片側のUSBの差し込み口の接触が悪く、USBを動かしたりすると使えなくなるという症状です。
作業中の写真を撮りましたので、修理手順と共にご紹介致します。
USBの接触不良
すべてのUSBではなく、片側のみのUSBの接触が悪いということですので、
USBのコネクタと基板をつけているハンダが衝撃などで剥がれてしまっている可能性を疑い、分解を進めていきました。
USB基板の取り出し
パソコンの裏蓋を外しました。
赤丸が問題のUSBの接触不良の箇所です。
USBの接触不良の原因究明
USBユニットを取り外し、状態を確認してみます。
ハンダの欠けや剥がれなどは見受けられません。
ハンダ欠けが見受けられませんので、次にUSB内の各ピンと基板がしっかりと電気が通っているかどうか検査をします。
こちらも問題がありませんでした。
接触不良の原因特定
次に、このUSBユニット自体と、マザーボードがしっかり電気が通っているか検査したところ、電気の通りが不安定でした。
この時点で不安定ということでしたので、USBユニットとマザーボードの間の信号ケーブルが原因である可能性が濃厚です。
接触不良の処置と対策
信号ケーブルを取り外し、拡大鏡などで確認したところ、ケーブルの先端の部分に液体が染みて乾いたような汚れがありました。(非常に薄いため、当店のデジカメでは移りませんでした。)
当店にてコネクタ部分を専用の液剤で洗浄し、接触をよくする液剤を塗布します。
そして再度電気の流れを検査した所、改善されました。
結露が原因の可能性
お客さまにお心当たりが無いため、なぜこのような汚れが付いたか不明ですが、
周りのネジなども少し「錆び」ているような後もありましたので、水滴や水蒸気や、気づかないうちに液体物をこぼしたなどの原因も考えられます。
このまま組み上げて、再度確認しても症状は再発しませんでしたので修理完了しました。
今日のような、雪や雨の天気に、ノートパソコンを持ち歩く方はご注意下さい。
USBの不具合が発生したら
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