SONY VPCEH38FJの電源が入らない
先日、SONY VAIOのVPCEH38FJの電源が入らない症状のパソコン修理を行いました。
ACアダプタを接続しても全く電源が入らず、電源スイッチを押しても無反応という症状です。
電源が入らない原因
VPCEH38FJの電源が入らなくなった原因について、ご使用者様に確認した所、電源が入らなくなった前日に電源を付けたままで放置してしまい、翌日、見てみると電源が落ちており、電源が入らない状態になっていたとの事でした。
ACアダプタを挿した状態で、引っ張ったことや衝撃を与えたということも無いとのことです。
まったく通電しておらず、通電ランプも光っていないことから、ACアダプタと本体を接続するDCジャックの故障のようにも感じますが、上記のことから、マザーボード上の回路がショートしている可能性が考えられます。
電源が入らない原因を調査
今回は、ご使用者様からのヒアリングの結果、マザーボード故障の可能性が高いと思われますが、電源が入らない原因を探るために一つ一つ消去法で探っていきます。
ACアダプタ・通電状況の確認
まず、ACアダプタから正しく電気が出力されているか、テスターで電気を計測します。
計測した結果、正しい電気が来ておりました。次に問題の無いACアダプターをPCに接続してみますが、やはり、通電ランプ・充電ランプは点灯しません。
念の為に、ACアダプタでは無く検査用の電源装置で、電気が本体まで流れているか計測します。(※参考写真)
電気は流れている事が確認できました通電には問題が無いので、ACアダプタやDCジャックには問題がありません。
もちろん、DCジャックにぐらつきなどもありませんでした。
念の為に、バッテリーの着脱での状況下でも試しますが変わりません。
マザーボード故障が原因
上記を検査した結果、やはりマザーボード上の不具合が原因だと判明しました。
マザーボードを分解していき、電源回路上を調査した所、幾つかのチップ部品がショートしておりました。
これらのチップ部品を交換した所、正しく動作、電源が入るようになりました。
電源が入るとうになりましたので、各種検査を行い、負荷テストなどを経て修理完了です。
今回のVPCEH38FJの修理について
今回のVPCEH38FJのマザーボード修理についてですが、当初の予定よりも早く故障箇所の特定、マザーボード修理を行う事ができました。これもお客様とヒアリングを行い、お客様も細かく使用環境や状況を覚えてくださっており、お客様にもご協力頂けたた結果だと思います。
パソコンに不具合が起き、パソコン修理についてご相談いただく際には、幾つかご質問させていただくことがあり、ご面倒をおかけすることもありますが、ご協力をお願い致します。
VPCEH38FJの特徴
このVPCEH38FJはピンク色のモデルで、正式なフル型番はVPCEH38FJ/Pになります。色によって末尾のアルファベットがかわります。
このVPCEH38FJは、Windwos7搭載機で、お客様の都合上、Windwos7を使い続けたいと言うこともあり、修理することになりました。また、Core i5搭載、ブルーレイも読めるため、まだ諦めるにはもったいないと思います。今回はパソコンを修理することができ、嬉しく思います。
VPCEH38FJの修理なら
VPCEH38FJのトラブル、パソコン修理、マザーボード修理など、パソコンのトラブルなら当店へお気軽にご相談ください。
秋葉原と新宿のパソコン修理店で迅速に対応致します。
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