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Lenovo W520(4270-CTO)の液晶画面が真っ暗の修理

Lenovo W520(4270-CTO)

Lenovo W520(4270-CTO)の液晶画面が真っ暗になって表示されなくなったという症状の修理を行いました。

ある日、パソコンの使用中に突然、液晶が真っ暗になり、画面が表示されなくなったとのことです。

液晶画面が真っ暗の症状

W520の液晶画面が真っ暗の状態で、光を当ててみたり角度を変えてみると表示はされているようで、液晶が明るさを失っているような状態です。

このW520の4270-CTOタイプの液晶はLEDバックライトの液晶が採用されており、以前のCCFL液晶よりはバックライトが切れにくいはずです。

液晶枠を分解してみる

液晶が真っ暗の原因をより詳しく探るために、液晶枠をはずしてみます。

このような液晶が真っ暗の症状の場合、液晶枠を外してみると液体の混入跡があり、実はショートして故障していたということもたまにあります。

液晶の枠を取り外してみました。特に液体混入の形跡などは見られず、損傷などの形跡もありません。

液晶の下に見えるのはステータスランプの基板です。このW520はLED液晶なのでインバータ基板は存在しません。

液晶パネルを取り外してみる

液晶パネルを取り外して、液晶表示の検査機にかけてみます。

液晶の検査機では表示されており、液晶のLEDのバックライトも点灯しており、明るさもしっかりとあります。

※写真で判断しやすいように赤色表示をしています。

液晶以外の故障かも

W520の内蔵液晶に問題がなかった為、次にマザーボードからの出力がされているかどうか計測します。

まず液晶の内部ケーブルの信号を計測してみます。

液晶ケーブルの信号を計測してみたところ、LEDバックライトを点灯させるために必要な電気が全く来ていませんでした。

液晶ケーブルの検査

液晶ケーブルか本体側の故障の可能性があります。

液晶ケーブルを本体側から取り外し、本体側と液晶差込側で通電チェックをしたところ、通電に問題はありませんでした。

本体、マザーボードの故障

液晶パネル、液晶の信号ケーブルには問題がありませんでしたので、本体のマザーボードを検査してみます。

マザーボードを検査したところ、マザーボード上の回路が故障していましたので、お客様にご相談の上、マザーボードを修理致しました。

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